飲食業への転職は未経験でも可能
飲食業には、経験を問わずに応募できる求人があります。ホールや接客、調理補助のように、入社後に覚えていくことを前提とした募集も少なくありません。ただし、応募すれば必ず採用されるわけではなく、年齢や希望条件、募集している企業によって選考の状況は変わります。
- 未経験可の求人がある
- ホール、接客、調理補助などは、経験不問で募集している求人があります。応募条件は求人ごとに違うため、募集要項で確認してください。
- 研修やOJTがある企業もある
- 入社後の研修期間やマニュアルを用意している企業もあります。制度の有無と期間は企業によって異なります。
- 整理しておきたいこと
- 「なぜ飲食業なのか」「どのような働き方をしたいか」を先に言葉にしておくと、求人を選ぶときも面接でも軸がぶれません。
選考の結果は、年齢・経験・希望条件・募集企業によって異なります。このページは、必ず転職できることを保証するものではありません。
飲食業の主な職種と仕事内容
ひとくちに飲食業といっても、担当する仕事は職種によって大きく違います。まずは4つの職種の中身を確認してください。
- ホール・接客
- お客様の案内、注文の受付、料理や飲み物の提供、会計、店内の清掃。お客様の様子を見て動く気配りが求められます。
- キッチン・調理
- 仕込み、調理、盛り付け、食材や在庫の管理、衛生管理、洗い場。手順に沿って正確に進める仕事です。
- 店長・店長候補
- 売上の管理、スタッフの採用と育成、シフトの作成、在庫管理、接客品質の管理、店舗運営全般を担当します。
- 本部・複数店舗の運営
- エリアマネージャー、SV、教育担当、商品開発、採用担当など。複数店舗の数値管理を担うこともあります。未経験からすぐに就けるとは限らず、店舗での経験を求められることが一般的です。
異業種での経験を飲食業でどう活かせるか
飲食業が未経験でも、これまでの仕事で身につけた力を活かせる場面があります。ただし、前職と同じ形で使えるとは限りません。どの経験が、飲食業のどの仕事につながるのかを整理してみましょう。
- 営業経験
- 活かせること:相手のニーズを聞く力、提案力、目標管理、数字への意識、関係構築/活かせる場面:接客、客単価の向上、常連のお客様づくり、売上管理、店長候補
- 販売・接客経験
- 活かせること:お客様対応、商品説明、クレーム対応、レジ業務、周囲との連携/活かせる場面:ホール、接客リーダー、新人教育、店舗運営
- 介護・医療・福祉経験
- 活かせること:相手に合わせたコミュニケーション、状況判断、チームワーク、安全への配慮、丁寧な対応/活かせる場面:ホール、接客、幅広い年代のお客様への対応
- 製造・物流経験
- 活かせること:手順を守る力、作業の正確性、衛生や安全への意識、効率化、チームでの作業/活かせる場面:キッチン、仕込み、食材や在庫の管理
ホワイトカラーから飲食業への転職
事務や企画などのデスクワークから飲食業へ転職する場合も、前職の経験を活かせる場面があります。一方で、勤務時間や仕事の進め方は変わる可能性があります。「活かせる経験」と「転職前に確認したいこと」を分けて整理しましょう。
ホワイトカラーの経験を活かせる場面
- 管理や事務処理の経験
- 正確な事務処理、スケジュール管理、データ管理、PCスキルは、売上管理、シフト作成、在庫管理などに活かせます。
- 業務改善や企画の経験
- 業務の流れを整理した経験や、課題を見つけて改善した経験は、店舗オペレーションの改善や、スタッフが働きやすい仕組みづくりに活かせます。
- 将来の店舗運営やマネジメント
- 管理や数値分析の経験を活かし、店長、SV、本部職などへキャリアを広げられる場合があります。実際のキャリアパスは企業ごとに確認してください。
ホワイトカラーから転職するときに感じやすい変化
- デスクワークから立ち仕事になる可能性
- 勤務時間の多くを立って過ごす職場もあります。座って作業する時間は前職より減ることが多くなります。
- 固定時間からシフト勤務になる可能性
- 始業と終業の時刻が日によって変わる働き方が一般的です。生活のリズムをどう組み直すかを考えておきましょう。
- 分業から店舗での連携に変わる
- オフィスのように役割が細かく分かれておらず、ホールとキッチンなど立場の違う相手とその場で連携しながら進めます。
- 成果の見え方が変わる
- 資料や数値で示す成果に加えて、お客様の反応や店舗の売上といった、その場で返ってくる結果が中心になります。
- これまでのキャリアをどう接続するか
- 前職の経験をどの業務で使うのか、入社後に何を身につけるのかを言葉にしておくと、面接でも入社後も軸がぶれません。
勤務時間、休日、給与などの具体的な確認項目は、後半の「自分の希望条件を整理する」で整理します。ここではまず、仕事の進め方がどのように変わる可能性があるかを確認しておきましょう。
飲食業への転職が向いている人
飲食業では、お客様との関わり、チームでの連携、状況に応じた判断などが求められます。次のような方は、仕事にやりがいを感じやすい傾向があります。ただし、すべてに当てはまる必要はなく、当てはまらないから転職できないというものでもありません。
- 人に喜んでもらうことが好き
- 目の前のお客様の反応がその場で返ってくる仕事です。
- チームで進めることが好き
- ホールとキッチンなど、立場の違う相手と連携して1日を回します。
- 状況に応じて動ける
- 混雑や急な変更に合わせて、優先順位を決めて動く場面が多くあります。
- 接客や調理の技術を身につけたい
- 手を動かして覚える技術が、そのまま自分の経験になります。
- 店舗運営やマネジメントに興味がある
- 店長やSVなど、人と数字を動かす役割へ進む道があります。
- 成果や成長を現場で実感したい
- 売上や常連のお客様の増え方など、結果が見えやすい仕事です。
ここまで紹介した職種のうち、どこから求人を見ればよいか迷う方は、5つの質問から興味の方向を整理してみましょう。結果は適性を断定するものではなく、求人を見る順番を決めるための目安です。
CHECK
あなたに合いそうな飲食・接客の仕事は?
飲食業には、ホール・接客、キッチン・調理、店長・店舗運営など、進み方の違う仕事があります。5つの質問から、まずどの職種から見てみるとよいかを整理します。
- 所要時間:約1分
- 会員登録不要
- 応募にはなりません
- 飲食業の経験が無くても答えられます
- 1会話
- 2手順
- 3まとめ役
- 4数字
- 5調理
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チェック結果 あなたの回答から見えた職種
向いている可能性がある仕事
あわせて見ておきたい仕事
ホール・接客の仕事が、選択肢のひとつとして検討できそうです
お客様と直接やり取りしながら、その場の状況に合わせて動く仕事です。前職で人と接する機会が多かった方は、経験をそのまま活かしやすい職種です。
主な仕事内容
- お客様の案内、注文の受付、料理や飲み物の提供
- 会計、店内の清掃、席の管理
- お客様の様子を見た声かけ、要望への対応
活かせる異業種の経験
販売・接客、営業、介護・医療・福祉など、人と接する仕事の経験
求人で確認したい条件
1日の来店数、ピーク時間帯の人員体制、立ち仕事の時間、深夜勤務の有無
求人を見ることは、応募することではありません。
キッチン・調理の仕事が、選択肢のひとつとして検討できそうです
手順に沿って正確に進める仕事です。調理未経験から始められる求人もあり、仕込みや洗い場から段階的に覚えていく職場もあります。
主な仕事内容
- 仕込み、調理、盛り付け
- 食材や在庫の管理、発注の補助
- 衛生管理、洗い場、厨房の清掃
活かせる異業種の経験
製造・物流、事務など、手順の正確さや管理を求められる仕事の経験
求人で確認したい条件
調理未経験可かどうか、担当する範囲、研修や教育の内容、勤務時間帯
求人を見ることは、応募することではありません。
店長候補・店舗運営の仕事が、選択肢のひとつとして検討できそうです
店舗全体を見て、人と数字の両方を動かす仕事です。他業種でのマネジメントや数値管理の経験を活かせる場合があります。
主な仕事内容
- 売上や原価の管理、シフトの作成
- スタッフの採用や育成、接客品質の管理
- 在庫管理、店舗の運営全般
活かせる異業種の経験
営業、事務・ホワイトカラー、店舗管理など、数値管理やマネジメントの経験
求人で確認したい条件
店長になるまでの期間、任される範囲、評価制度、配属店舗と転勤の有無
未経験からすぐに店長を任されるとは限りません。募集要項で求める経験を確認してください。
このチェックは適性を判定するものではありません。興味や希望条件、求人ごとの仕事内容とあわせて確認してください。
自分の希望条件を整理する
求人を見る前に、自分が何を優先したいのかを整理しておきましょう。すべての希望を満たす求人を探すのではなく、「譲れない条件」「できれば満たしたい条件」「相談できる条件」の3段階に分けると比較しやすくなります。
- 仕事内容
- 職種と具体的な業務範囲、担当する時間帯。
- 業態と雇用形態
- 業態(カフェ、レストラン、社員食堂など)、正社員か契約社員か。
- 勤務時間
- 1日の勤務時間、深夜勤務の有無、シフトの決まり方。
- 休日
- 年間休日数、土日休みが可能かどうか、希望休の取り方。
- 給与
- 基本給、賞与、固定残業代の有無と内訳、昇給の条件。
- 研修と配属
- 研修制度の内容と期間、配属店舗、転勤の有無。
- キャリアと待遇
- キャリアパス、まかないや食事補助、福利厚生。
求人票と面接で条件を確認する
希望条件を整理したら、求人票や面接で実際の働き方を確認します。求人票に書かれている言葉だけで判断せず、具体的な業務範囲や勤務条件まで確認することで、入社後のずれを減らせます。
- 業務内容を具体的に読む
- 「ホール業務全般」だけでなく、担当する範囲と1日の流れを確認します。
- 固定残業代を確認する
- みなし残業の有無、時間数、超過分の支給条件を分けて見ます。
- 営業時間と勤務時間を分ける
- 店舗の営業時間と、実際に働く時間帯は別です。
- 研修の内容と期間
- 何を、どのくらいの期間で覚えるのかを確認します。
- 配属先と転勤範囲
- どの店舗に配属されるか、転勤の可能性があるかを確認します。
- 評価制度と昇給条件
- 何ができると評価されるのか、昇給の基準を確認します。
- 面接で職場を確認する
- 職場の雰囲気、人員体制、繁忙期の状況を質問します。
- 複数の求人を比べる
- 1社だけで判断せず、条件を並べて比較してから決めます。
未経験から飲食業へ転職するときの志望動機
志望動機は、次の順番で書くと伝わりやすくなります。1. 飲食業に興味を持った理由/2. 応募企業や店舗を選んだ理由/3. 前職の経験で活かせること/4. 入社後に取り組みたいこと。
販売職から飲食業へ(例文)
前職では販売スタッフとして、お客様の希望を聞き、用途に合った商品をご提案してきました。お客様の反応を直接感じられる仕事に、より深く関わりたいと考え、飲食業を志望しています。貴社が大切にしている接客方針と、未経験者向けの研修制度に魅力を感じました。販売職で培ったヒアリング力と周囲との連携力を活かし、まずはホール業務を身につけ、将来的には新人教育や店舗運営にも携わりたいと考えています。
伝えたい強み顧客対応/周囲との連携
例文はそのまま使わず、ご自身の経験に置き換えてください。実際に経験していない業務や、確認できない数字は書かないようにしてください。
飲食業へ転職するまでの流れ
はじめての業界へ移るときは、順番を決めて進めると迷いにくくなります。
- 希望条件を整理する
- 勤務時間、休日、勤務地、給与など、譲れない条件を書き出します。
- 自分に合う職種を確認する
- ホール、キッチン、店長候補のどれから見るかを決めます。
- 求人を比較する
- 複数の求人を並べて、条件と仕事内容を見比べます。
- 応募書類を作成する
- 志望動機と、前職で活かせる経験を整理します。
- 面接練習をする
- 話す内容を声に出して整理しておくと、面接で伝わりやすくなります。UPROキャリアではAIコーチと面接の練習ができます。
- 求人へ応募する
- 気になる求人へ応募します。応募前に条件をもう一度確認します。
- 条件を確認して入社を決める
- 内定後に労働条件を書面で確認し、納得したうえで決めます。
希望から求人を探す
求人を見ることは、応募することではありません。今の職場と休日・給与・勤務地を比べるところから始められます。
飲食・接客業の新着求人
UPROキャリアに掲載中の飲食・販売サービスの求人から、新しく公開されたものを紹介します。休日や給与は企業ごとに違うので、条件を見比べてください。
Disney HARVEST MARKET 正社員募集
人気店 Disney HARVEST MARKETの正社員へ|ディズニーの世界観を届けるカフェ
伊右衛門 正社員募集
未経験から伊右衛門カフェの正社員へ|お茶と和カフェが好きな方歓迎
ROSEMARY'S TOKYO 正社員募集
【未経験歓迎】ROSEMARY’S TOKYOの正社員へ|新宿駅直結の人気イタリアンカフェ
よくある質問
Q
未経験でも飲食業へ転職できますか?
未経験可の求人はあります。ホールや接客、調理補助などは経験を問わない募集が多く、入社後の研修を用意している企業もあります。ただし、応募すれば必ず採用されるわけではありません。年齢、希望条件、募集している企業によって選考の状況は変わるため、募集要項で応募条件を確認してください。
Q
異業種での経験は飲食業でも活かせますか?
活かせる場面があります。営業で身につけたヒアリング力や数字への意識、販売での接客やクレーム対応、事務での管理や業務改善、介護でのコミュニケーション、製造・物流での正確さや衛生意識は、いずれも飲食の現場で必要になる力です。どの経験がどの職種で活きるかは、求人ごとの仕事内容とあわせて確認してください。
Q
ホワイトカラーから飲食業へ転職できますか?
転職している方はいます。事務や企画で身につけた管理や業務改善の視点は、売上管理やシフト作成、店舗オペレーションの改善で活かせます。一方で、立ち仕事の時間や勤務時間帯が変わることが多いため、1日の勤務時間、深夜勤務の有無、休日数を求人票と面接で確認してください。
Q
飲食業へ転職すると給与は下がりますか?
一概には言えません。給与は職種、企業、業態、経験、勤務条件によって異なります。比べるときは、基本給だけでなく、固定残業代の有無と時間数、賞与、昇給の条件を分けて確認してください。UPROキャリアの適職・お給料診断では、想定年収の目安を確認できます。
Q
飲食業の仕事はすべて土日勤務ですか?
すべてではありません。業態によって営業日や営業時間が異なり、社員食堂やオフィス街の店舗のように土日休みの求人もあります。希望休の取り方や休日数は企業ごとに違うため、求人票の記載と面接での確認をおすすめします。
Q
飲食業への転職で面接では何を聞かれますか?
「なぜ飲食業なのか」「なぜこの企業・店舗なのか」「前職の経験で何を活かせるか」「入社後に何をしたいか」を聞かれることが多くあります。未経験の場合は、経験の有無よりも、働き方への理解と続けられる見通しを見られる傾向があります。話す内容は、事前に声に出して整理しておくと伝わりやすくなります。
Q
自分に合う飲食・接客の職種はどう選べばよいですか?
お客様と話す時間を増やしたいならホール・接客、手順に沿って技術を身につけたいならキッチン・調理、人と数字をまとめたいなら店長候補というように、得意なことと希望条件から絞ると選びやすくなります。このページの簡易チェックや、3分の適職・お給料診断も判断材料としてご利用ください。

